肌に効く保湿成分(強い順)一覧
以下に保湿成分を(保湿成分の強い順に)挙げます。
代表的な成分はセラミドです。
それ以外の保湿成分も、
セラミドの代用として使われています。
角質層にある細胞間脂質の約4割を占める成分。
空気中の湿度が下がっても、
水分を保つ力が強いのが特徴。
最強の保湿成分です。
細胞間脂質でセラミド以外の構成成分。
大豆から抽出されるもので
水素添加物大豆レチシンといいます。
セラミドと似た働きをしますが、
セラミドよりは保湿力は弱めです。
皮膚の真皮にもともとある成分がよく使われます。
セラミドなどと比べると効果は若干劣りますが、
湿度が下がっても威力を発揮。
価格も安いので、
ボディ用やハンドクリームなどにも使われています。
真皮内に存在するゼリー状の物質。
200〜600倍の水分を蓄える力があります。
真皮で弾力やハリを保つ働きをしています。
肌になじみがよく、
化粧品として表面に塗った場合は
保湿成分となります。
分子量が大きいため、
真皮までは吸収されません。
これも真皮の線維線分です。
保湿力もあるので化粧品に配合されています。
血液中のヘパリンという成分に
水分含有力があることから、
類似の成分を保湿成分として応用したものです。
医薬品にも使われています。
空気中の湿度が下がると、
保湿力も低下します。
保湿力は弱めですが使用感がよく、
安価なので化粧水などに多用されます。
角質細胞内にある水溶性の成分。
アミノ酸、尿素、など、保湿力は強くないが、
サラっとしていて使用感がよいので、
化粧水によく使われています。
アルコールの一種で吸湿性に優れています。
水に溶けやすいので、化粧品に多用されています。
オイルやクリームなどの油分の多い化粧品の
ベースになっている成分です。
水分を保つ力はあまり強くありません。
石油を分別蒸留させている油。
軟膏などに用いられているワセリンも
鉱物油で作られています。
アボカドオイル、オリーブオイル、ホホバオイル、
シアバター、マカデミアナッツ油など。
ミンクオイル、スクアランオイル、ラノリン、ミツロウなど。
保湿成分を補う理由
肌の角質層には約20%の水分があります。
これが低下した状態が乾燥肌です。
角質層には水分を守る「保湿成分」が
もともとあります。
しかし、この「保湿成分」が減ってしまうと
肌は乾燥するので、補うことが必要なのです。